▼2002年 木曽駒ヶ岳(2956m、百名山22座目)

日帰り 千畳敷 → 浄土乗越 → 宝剣岳(ピストン) → 中岳 → 木曽駒ヶ岳 → 中岳トラバース → 前岳 → 千畳敷


小学生の時、無念にも登頂できなかった木曽駒が岳。

19年ごしのリベンジ!

7月・金曜日・朝一のバスを狙い黒川平へ行ったが、既に満員。

しかしすぐに臨時便が出てくれた。ロープウェイも定刻便は満員だったが、臨時便を出してくれた。大きなタイムロスもなく千畳敷へ。

千畳敷カールと宝剣岳。夏空に見事に映える!まずは宝剣岳を目指す。

千畳敷カールをトラバースして緩やかな登り坂を歩き始めた。

早くも南アルプスと駒ヶ根市街への展望が素晴らしい!

左から仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、そして富士山。

八丁坂の案内板。ここからは結構な急登となり運動不足の身体には堪えた!

そういえば、こんなところだったかなと小学生の頃の記憶が蘇ってきた。

そしてこの急登は20分程度で終わってしまい、浄土乗越へでた。

「浄土乗越より宝剣岳と空木岳(左奥)を望む」

千畳敷駅からは30分程で稜線へ出た。なるほどアルプスを楽しむのにはお手軽な山だ!

「中岳」

木曽駒ヶ岳山頂はあの向こうだ。

宝剣山荘へザックを置いてカメラだけ持って宝剣へ向うことにした。宝剣岳へは15分くらい。

ここからは岩登り。3箇所程度、危険なクサリ場があった。

足を踏み外したりすると間違いなく滑落死するが慎重に行けば全く問題ない。

宝剣岳登頂!この岩が宝剣のシンボル。

後方には中岳。そしてその左遠方に乗鞍岳も望める!

「雄大な頂きをもつ御岳山」

「空木岳と南駒ヶ岳(右)」

空木岳は中央アルプス南部の最高峰(2864m)だ。

山頂の岩場から千畳敷カールを見下ろす。

沢の先には駒ヶ根市街が広がる様子がよく分かる。

「お花畑と三ノ沢岳」

途中、『コマクサ増殖20年』の案内板もみかけた。

宝剣山荘から15分程で中岳へ登頂。

19年前は雷雨のため無念にもここで引き返してしまった。

中岳から見る駒ヶ岳。水色の屋根は頂上山荘。

駒ヶ岳へ最後の登り。これがそこそこきつい登りだった。

中岳から20分程で木曽駒ヶ岳へ登頂!

ここまで来ると360度の大パノラマが楽しめる!

300mmの望遠レンズで周囲のやまなみを楽しんだ!

「穂高連峰と槍ヶ岳」

「御嶽山」

「甲斐駒ヶ岳」

「仙丈ヶ岳と地蔵岳のオベリスク(左奥)」

「北岳」

「間ノ岳と農鳥岳」

「富士山」

「塩見岳」

「悪沢岳、中岳(荒川岳)、前岳」

南アルプス南部の山々は未踏の地。

「赤石岳」

「聖岳・兎岳」

こうやって、昔登った山々、まだ登ったことのない頂を眺めると不思議と愛着がわき、

今度はあそこに登頂してやろう!またあの山に登ってやろう!

という気になってくるのである。

さて、ここ木曽駒の山頂はとても広々としている。昼ご飯を食べながらのんびり過ごした。

「南アルプスをバックに宝剣岳」

1時間以上のんびり過ごし、下山開始。

「イワツメクサ」

「ハクサンイチゲ」

「中岳をトラバース」

しばらくは普通のガレ場だったが、最後、少しきつい岩登りが待っていた。

でも、お花畑がすごく綺麗だった。

中岳を左上方に見ながらトラバース。正面は宝剣岳。

中岳直下の岩場を見上げる。お花畑がすごく綺麗!

中岳山頂からの道と合流した。宝剣も相変わらず素晴らしい。青いジャージ集団は地元の中学生だろう。

「濃ヶ池カール(写真中央部の左側)」

右の奥に見えるのが将棋頭山(しょうぎがしら)か。

あとは岩場に咲く花を楽しみながら千畳敷カールをのんびり下る。

晴天の下、展望とお花畑を堪能できた19年越しの木曽駒が岳であった!

風のふくまま 気のむくまま

登山中の山岳風景と、バイクで旅した日本の風景が楽しめる旅日記。

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