第1日 新穂高温泉→笠新道入口→笠新道→杓子平→笠ヶ岳→笠ヶ岳山荘泊
第2日 笠ヶ岳山頂(御来光)→笠ヶ岳山荘→杓子平→笠新道→新穂高温泉
第1日目
08:05 新穂高温泉発
気圧の谷の通過で午前中の天気予報は雨。
登山届を出して、土産屋でカメラのフィルムを購入すると、土産屋のおばちゃんから、笠ヶ岳方面は初雪が降ったみたいだと聞かされる。山の季節は初秋である。
新穂高温泉を出発し、しばらく左俣林道を歩く。
09:05 笠新道入口着
09:15 発
ここから急登の笠新道へ入る。山頂までコースタイム7時間もの長丁場。
雨がポツポツ降り始める中、登り始める。
去年まではバイク用の安物カッパを着込んで登山していたが、あんなの着て山登りなんて、ホント無謀だった。
今年はGORE-TEXの快適カッパをGET!mont-bellのRAIN DANCER。
全然蒸れないし、暑さも我慢はできるので快適だ。
10:05 休憩
10:15 発
いつのまにか、頭上には青空が広がっていた。槍~穂高連峰が一望できるところで休憩。絶景!!
久しぶりの槍ヶ岳の姿に感動!穂高連峰もみえた! まだまだ急登は続く。
しかし、眼前にいつも槍、穂高を眺めていられるので疲れもふっ飛びます。
時折立ち止まってはぼんやり眺め、精神的に栄養補給しながら登りました。
「紅葉の山肌に薄っすら雪化粧の槍ヶ岳」
「迫力の岩壁!穂高連峰!」
白く色づいた頂きが青空に映え、険しさがよりいっそう強調される。
11:05 休憩
11:15 発
気がつくとまわりに樹林は無く、笹の景色が広がっていた。
いつしか、槍、穂高はガスに包まれ、楽しみの絶景を失い疲れがどっとでる。
12:05 休憩
12:15 発
50分登り、10分休憩のインターバルを続ける。杓子平へ向けて最後の登り!
12:35 杓子平着
12:55 発
杓子平に到着!ようやく着いた!コースタイムより1時間早く到着!
夏はお花畑が広がるんでしょうが、今は草紅葉した山肌がとても綺麗だ。
笠ヶ岳はずっと左の方にあるようですが、あいにくガスの中。
登山道は右の嶺を目指して続いています。
「稜線まで最後の登り!」
しかしこれがなかなか厳しかった!最後の30分は、疲れた体に容赦なく襲い掛かる急登!
14:05 稜線に
14:25 発
杓子平から1時間10分。稜線へ出た!笠新道の急登から解放された。
前方に笠ヶ岳がそびえ立つ。まさしく編笠のようだ。
さすがにココまで登って来ると風が冷たくて、カッパを着込む。
そして岩の間には今朝降ったらしい初雪が残っていた。
稜線を振り返ると黒部五郎岳(左)と薬師岳(右)。
「抜戸岩と笠ヶ岳」
神門と呼ぶにふさわしい『抜戸岩』の先に笠ヶ岳への稜線がのびる。まさに自然の造形美!
「抜戸岩」
北風にスパっと斬られたような感じです。
15:25 笠ヶ岳山荘到着!
宿泊の手続きを済ませ、山頂へ。
16:30 笠ヶ岳 登頂!
登頂!そして槍をまたぐ
山荘からは10分強で到着。このアクセスのしやすさ!御来光見るにはもってこいだ。
山頂からの展望はGOOD!
以下、拡大写真
左から黒部五郎岳、雲ノ平越しの釼岳と立山。中央右に水晶岳と鷲羽岳、右奥は蓮華岳か
「釼岳と立山」
”肩を組んでいる”という表現が良く似合う!
手前はここ笠からのびる稜線。その向こうに表銀座の山なみ。
昔登った燕、大天井、そして常念岳がそびえ立つ!そして槍穂連峰を一望!
「乗鞍と御岳」
雲上の独立峰は存在感抜群!目立つ!
「霊峰・白山」
「夕焼けの穂高連峰」
「日没」
自炊の支度をしていたら、少し間に合わなかった!日が沈みきった直後でした。
でも、いい眺めです。
第2日目
05:40 御来光
「キレットからの御来光」
「甲斐駒を露払いに風格ある富士山」
「中央下に焼岳。乗鞍岳と御岳(右)も朝を迎え、徐々に山肌を赤く染める」
「雲海に浮かぶ白山」
07:10 笠ヶ岳山荘発
しばらくは、山頂からみた絶景をそのままに最高の稜線歩きを楽しむ。
これが今回持参したフィルム最後の一枚。
やはり神門たる抜戸岩の存在が笠ヶ岳の風格をいっそう高める。抜戸岩から向こうはまさに聖域!
08:00 杓子平への分岐
08:50 杓子平着
杓子平に到着。
昨日はガスで見えなかった笠ヶ岳が見事にそびえ立っている!
さっき稜線から見た笠よりも断然いい眺めだ!
紅葉の杓子平に流麗な山容の笠!
フィルムを使い果たし、写真に残せなかったのは残念だ。
フィルムカメラ時代にはこんなことが時々あった。
09:50 休憩
急登を一気に下る。
今回デビューしたストックがなかなか良い。
下山途中で膝が動かなくなってくることが多いが、今回は全然平気!
しかし靴擦れで足の親指は痛い!結局、下りづらい・・・
10:50 笠新道入口
12:00 新穂高温泉着
笠が岳自身の秀麗な山容を楽しめ、山頂からは槍穂連峰の展望が抜群だった会心の登山だった!
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