▼2001年 仙丈ヶ岳(3033m、百名山2回目)

第1日 仙流荘(バス) → 北沢峠 → 大滝の頭 → 小仙丈ヶ岳 → 仙丈ヶ岳 → 仙丈小屋泊

第2日 仙丈ヶ岳(御来光)→ 仙丈小屋 → 小仙丈ヶ岳 → 大滝の頭 → 北沢峠(バス)→ 仙流荘

第1日目

08:10 仙流荘バス発

高山植物の名前も少しづつ覚えたいなと思い、乗車券売り場で販売されていた『花の仙丈ヶ岳』なる本を購入。ここから登山口の北沢峠まで1時間弱の行程。途中、バスの運転手さんが速度を落として道端に咲く花の説明をしてくれたりとなかなか良かった。

08:55 北沢峠バス着

北沢峠のバス停。ここは標高2032m。

標高3033mの仙丈ヶ岳まで1000mもの高度を自力で登る。

09:10 北沢峠発

はじめは視界のきかない樹林の中をだらだら登る。

2合目を過ぎたくらいから少し急登となり、ペースが落ちはじめる。

09:55 3合目着

ここで10分休憩。おばちゃん2人組と歓談。

今朝、仙丈ヶ岳山頂から360度の大パノラマを堪能したそうだ。

「北岳」

きつい急登が一旦終わり、少しなだらかな道になったかと思うと北岳が姿を現し、これまでの疲れが一気に吹っ飛ぶ!

10:35 大滝の頭

ほどなく大滝の頭へ到着。右側が藪沢小屋へと続く道。今回は直進(小仙丈尾根)し小仙丈ヶ岳を目指す。

大滝の頭からは18年ぶりの甲斐駒ヶ岳も望め感動。

10:55 樹林限界

ここからの傾斜も厳しいが、道は良いので登りやすい。

大滝の頭から20分。背の高い針葉樹が姿を消しました! 樹林限界!

11:35 小仙丈ヶ岳 登頂!

仙丈ヶ岳に抱きかかえられるような小仙丈カールが見事!!

30分の休憩を終え、仙丈ヶ岳へ向け出発。

「仙丈ヶ岳への稜線」

稜線歩きは最高!

後方を振り返ると先ほど登頂した小仙丈が眼下にそびえる!

12:55 仙丈ヶ岳 登頂!!

18年振りのピーク!残念ながらガスで視界はきかない。

しかし、周り花が咲いているのに気づき、今朝GET『花の仙丈ヶ岳』を片手に、お花畑を楽しんだ。

「チシマギキョウ(千島桔梗)」

「ミヤマキンバイ(深山金梅)か? 」

「ハクサンイチゲ(白山一花)」

「イワベンケイ(岩弁慶)・雌株」

ちなみに雄株は黄色になります。

13:55 仙丈小屋着

山頂から10分程度下って仙丈小屋へ到着。

昨年、仙丈避難小屋にかわって新築された山小屋だ。トイレはなんと水洗!これには驚いた!そしてきれいな自炊小屋があり快適。

18:00 ガスが晴れた

「藪沢カールと仙丈ヶ岳」

「甲斐駒ヶ岳と鋸岳(左)、遠方に雲上の八ヶ岳」

「荷揚げのヘリ」

4、5回往復してるうちに登山客のみんなが何気に荷物運びを手伝いだしました。

あとで、お礼だといって小屋の方から缶ビールを頂きました。


「藪沢カールに建つ仙丈小屋」

第2日目

04:00 仙丈小屋発

04:20 仙丈ヶ岳 登頂

再び登頂。山頂に一番乗り!

御来光目当てで登ってきたが、残念ながらガスで視界はきかない。

小屋へ戻り、少し体が冷えていたので牛乳をわかして温まりました。

「チングルマ(稚児車)の群生」これは受粉後の状態です。

06:20 仙丈小屋 発

下山は馬の背ヒュッテへ出て藪沢新道から北沢峠へ出るルートを予定していたが、

昨日、ガスで見れなかった『富士山と北岳』の眺めを小仙丈尾根からどうしても楽しみたいという願望があり、登ってきた道を引き返すことにしました。

一晩お世話になった仙丈小屋。 新築1年目なので木がとても綺麗です。

07:00 小仙丈ヶ岳着

時間があるのでガスが晴れるのを30分程待ってみたが、富士山と北岳の展望はみられず、下山。

「ハクサンフウロ(白山風露)か」

07:55 大滝の頭

「マルバタケブキ(丸葉岳蕗)か」

「原生林」

登りの時には周囲への展望を遮っていたしらびそなどの針葉樹林帯も、この時は幻想的に写った。

09:00 北沢峠 着

09:30 北沢峠 バス発

10:15 仙流荘 バス着

風のふくまま 気のむくまま

登山中の山岳風景と、バイクで旅した日本の風景が楽しめる旅日記。

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