屋久島へのバイクツーリング中に縄文杉を訪れる。
04:30 尾之間の民宿出発
04:50 安房(あんぼう)
GW中の混雑期のため、縄文杉方面への交通規制が始まっていた。
バイクは規制対象外のため、このまま進む。
05:20 荒川口
4輪用駐車スペースはすでにいっぱいだった。バイクでよかった。
05:40 出発
まずは、ひたすらトロッコ道を歩く。
枕木の間隔は歩幅と合わないし、枕木と枕木の間はデコボコの砂利道で踏みづらく、平坦路ながら歩きにくい。
途中、沢を渡る橋が数箇所あった。
レールくらいの幅しかなく、ロープ等もなかったので非常に怖い。
この橋にも近いうちに テスリがかけられるとのことであった。
最後の橋を渡ると、小杉谷小・中学校跡に到着。
大きな案内板が立っており、繁栄時代のことが写真付きで紹介されていた。
さて、まだトロッコ道は続く。
ちょうどこの辺りから、枕木の上に歩行用の板が敷かれるようになり、 随分歩きやすくなった。
この辺には仮設トイレもあった。
しばらく行くと線路が土砂崩れで寸断されており、通行不能に。
迂回路があり歩き始めて初めての山みちになった。
トロッコ道に飽き飽きしていたので、山歩きは楽しかった。
しかし、まもなくトロッコ道へ引き戻される。
そして、しばらくトロッコ道を行く。
どれくらい経った頃だろうか、左上の木々の間から空が見えた。
少し注視してやると、地蔵岳(南アルプス)のオベリスクのような頂が見えた。
程なく、トロッコ道は終わりを告げ、大株歩道の入り口に到着した。
行動食のアンパンを食べ、沢の水を補給し、しばし休憩。いよいよ大株歩道の登りへと向かう。平坦なトロッコ道に飽き飽きしていたので、ワクワクしていた。じんわりと一歩一歩標高を稼いでいくこの登りがやっぱサイコーだ。
20分程でウィルソン株に到着。秀吉の命令で切り倒された杉らしい。今では株だけが残っている。外から見てもデカイが、株の中に入ると圧巻!その広さが実感できる。
ウィルソン株をあとにして、いよいよ残すは縄文杉だ。
道中、夫婦杉だとか大王杉だとか色々な杉がある。
ウィルソン株を過ぎた辺りから、登山道はよく整備された木道へ変わっていた。
屋久島の雨量は並外れたものらしく、多量の雨で登山道の土砂は流出。
木の根っこがむきだしになり、そこを人が歩くと木が傷む。登山道も荒れる。
というわけで、登山道が整備されている。
09:28 縄文杉
そして、縄文杉到着!
ヤグラの階段を上がりきると、 おぉ!縄文杉!かなりでっかい。
民宿の女将さんに作ってもらった弁当を食べながら、のんびり縄文杉を眺めた。
道中見てきた杉とは一味違う。大王杉や三代杉も立派だが、縄文杉にはなにやら”独特の気品”を感じる。
10:00 下山開始
下り始めて10分くらい経ったところで、昨日屋久島行きのフェリーで一緒になったCBR1000F乗りのSさんとLANZAのマリさんに再会した。
それそれ縄文杉往復、宮之浦岳縦走とお二人とも予定通りのコースだった。
LANZAのマリさんに民宿のご馳走どうだった?
と聞かれ、民宿のお弁当のおかずが残ってるのを思い出し、残りをLANZAのマリさんに餞別代りに渡した。
お互い道中の安全を祈ってお別れした。旅の醍醐味である。
大株歩道が終わり、トロッコ道に入りどんどん荒川口目指して歩いた。途中でヤクシカに会った。復路も長い。
先ほど縄文杉のところでシャッターを押してもらった”関西青年さん”と同じようなペースで下山する。
自然と親しみもわき、なかなか着きませんねぇ~、と、お互いが追いつかれる度に交わす何気ない会話も、元気の素になる。
13:50 荒川口到着
無事帰還。8時間10分のトレッキングだった。
民宿のお弁当の残りを食べ始めると間もなく、”関西青年さん”も戻ってきた。
16時のシャトルバスで戻るということで、しばし、その人と話をした。
昨日、フェリーターミナル近くの屋久杉館(だったか?)へ行ったところ、なんと!
あなたは29万9千9百9十9人目の入場者で~す!
と惜しくも30万人目を逃したが、見事前後賞に輝き、30万人目の人と共に 式典をやってもらえたそうなのだ。
そんな幸運な人と最後に記念撮影をして、荒川口を去った。
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