▼2005年 焼岳(2455m、百名山30座目)

第1日 沢渡大橋→大正池→田代橋→焼岳登山道→焼岳小屋→焼岳→焼岳小屋

第2日 焼岳小屋→焼岳→焼岳小屋→上高地→沢渡大橋


第1日

08:55 沢渡大橋発

車を停め上高地行きのバスにのりこむ。

釜トンネルは来月2日に新トンネルが開通するらしい。

梓川沿いを走る現トンネルを走るのは今回が最後になりそうだ。

09:20 大正池発

大正池でバスを降りた。

せっかくなので、上高地を散策しながら登山道へ向かうことにした。

観光客も少なく、ひっそりと落ち着いた感じが心地よかった。

焼岳がきれいだ

穂高連峰はガスの中。岳沢にはまだ残雪がある。

「田代池」

雪原しかみたことなかったが、新緑の頃もきれいだ。

田代池からは梓川沿いの自然研究路を歩く。

鮮やかな緑のなかで癒されながら焼岳登山口を目指す

10:15 田代橋着

10:30 発

時間ほど散策し、田代橋へ到着。西穂へのルートはここからだ。

焼岳へは治山林道をしばらく歩くコースを行く。

10:38 焼岳登山口

治山林道をはずれ焼岳へ向かう。しばらくは笹の多い緩やかな登りが続く。

熊も生息しているそうだ。

11:15 峠沢着

11:25 発

樹林の中から一瞬抜け出し、峠沢に出た。噴火による土石流の跡だろう。

ここで焼岳を仰ぎつつしばらく休憩。

さらに高度をあげる、振り返ると上高地が見下ろせ、元気もでる。

登山道は要所要所にはしごが渡され歩きやすい。

焼岳にぐっと近づく

さらに高度をあげ、明神方面も遠望できるようになった。

落差のあるはしご場をクリアする。

つづいて鎖場を通り過ぎると、景色は一転する。焼岳小屋まではあと一息!

12:30 焼岳小屋着

13:05 発

田代橋から2時間で小屋へ到着。

軽く昼ごはんを済ませ、焼岳山頂を目指すことにした。

展望台から見えるどっしりかまえる焼岳の姿が印象的だ。

噴石に足をとられながら少しづつ高度を上げる。結構きつい。

時折振り返っては足をとめ穂高への展望を楽しみながら、山頂を目指した。

雪渓のよこを通り過ぎると中の湯からの登山道との分岐だ。

ここから山頂へいくには噴気のそばを通らなければならない。

ガスの吹き出る音がすごい。

14:15 焼岳登頂

小屋から1時間、焼岳登頂!

しかしガスにつつまれ何も見えなくなっていた。すぐに引き返すことにした。

今日は焼岳小屋へ泊まるので、明日またチャンスがある。

15:10 焼岳小屋着

今日の宿泊は自分ひとりだ。

今年から正式に小屋を引き継いだ管理人さんと二人でのんびり過ごした。

消灯時間をとっくに過ぎていたが、遅くまで話し込んでしまった。

第2日

04:00 起床

04:22 御来光

朝4時に起き展望台へ向かった。

御来光はここからでも見ることはできないという話を管理人さんから聞いていたが、

焼岳の朝焼けの山容が見れればラッキーだと思い向かった。

梅雨時期らしい雲が遠くにまで広がっており

日の出時刻が近づいても空はなかなか赤くならなかった。

わずかに明神岳の向こうが赤く染まったが、それっきり。

焼岳も朝焼けすることなく、日が昇った。

昨日見えなかった笠ヶ岳が姿を現していた

霞沢岳の陰に広がる上高地、まだ朝を迎えていない。

空は一気に明るくなった。今日はいい天気だ。

小屋へ戻り軽く朝ごはんをすませ、再び焼岳山頂へ向かった。

06:10 焼岳小屋発

昨夜は小屋でゆっくり休めたでの足取りは軽い。

おまけにこの絶景を目の前にしてしまったら元気100倍といったところだ。

展望台を見下ろす。

噴気があちこちから噴出している。

「正面のピークが焼岳・北峰」

荒涼とした山肌を登る。

今日も噴気が上がっている。

07:15 焼岳再登頂!

「三角点のある南峰と火山湖」

「山頂付近で湧き出すいくつもの噴気」

「乗鞍岳」

「笠ヶ岳からのびる稜線」

奥には立山と肩を並べる剱が遠望できる。

剱の左のピークは薬師岳か。

残雪の北アルプスの絶景が広がる!

「槍ヶ岳から穂高連峰の岩峰郡」手前は西穂高岳

「上高地も朝を迎えている」

奥に見えるのは蝶ヶ岳か。

登頂後10分くらいで雲が流れてきて北アルプスの山々は隠れてしまった。

先に写真を撮っておいてよかった。

「山頂の火口湖へ降りた」

「火口湖のそばに見えた底無しの噴火口」

覗いてみたが胸がすくんだ。

08:38 下山開始

「イワカガミの群落が多い」

09:20 焼岳小屋着

09:50 発

「小屋のそばに咲く”峰桜”」

はじめは何かの実かと思ったが、よく見るとこんなに小さくてかわいい花だった。

小屋のトイレはコンクリート板で補強されている。

焼岳の噴石防止か。

噴火の際の一時避難はこのトイレ、

その後、西穂高方面から新穂高温泉へ降りるのが避難ルートだとか。

「霞沢岳と上高地の絶景を見下ろしながら山を下る」

11:20 上高地散策

12:45 発

「梓川沿いを歩く」

「青空にかかる奥穂と前穂の吊尾根」

同じような写真を何枚も撮ってしまう。

西穂から奥穂への岩峰群は圧巻だ。

3時間前まであそこのピークにいたのだ

明神方面へ歩き焼岳の見えるところまできて昼飯にした。

ここで引き返しバスターミナルからバスに乗った。

乗車時間は30分だが疲れがでたのかぐっすり眠ってしまった。

風のふくまま 気のむくまま

登山中の山岳風景と、バイクで旅した日本の風景が楽しめる旅日記。

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